ウォッシュドコーヒー生産量世界一!~コロンビアのコーヒー~
こんにちは!庵の柴田です。
久々の更新となってしまいました。
今日はコロンビアのコーヒーについてご紹介します!
コロンビアもまた、コーヒー生産大国のひとつとして知られています。
その生産量は、中米で生産されるコーヒーの全量と同じくらいだとか…ランキングでは、全体の生産量は世界第3位に位置付けられています。
(ちなみに1位のブラジルはコロンビアの3倍以上の生産量…凄まじい!)
コロンビアで生産されるコーヒーは、99%がウォッシュドです。
もしコロンビアのコーヒーで「ナチュラル」精製のものを見かけたら、それはとてもレアです!ぜひ私にも教えてください笑
また、「エメマン」で親しまれている「エメラルドマウンテン」は、コロンビアのコーヒーです。美味しいですよ!(これについてはまた後日…)
さて、コロンビアは南北に生産地が広がっています。
傾向として、南(赤道に近づく)ほど酸味が明るくなる、ということが言えます。
実はコーヒーは、赤道に近いところほど産地の標高が高くなり、離れるほど低くなるなる傾向があるのです。
(例外ももちろんあります。例えばブラジルは得てして標高が低いです。)
赤道に近いほど日中の気温は高く、標高が高いほど、昼夜の寒暖差が大きくなります。
これらの要素によりコーヒーチェリーはギュッと引き締まり、豊かな風味がもたらされるのです。
地図をもう一度見てみましょう。
太平洋側に見える山脈は、世界最長7500kmの「アンデス山脈」です。
コロンビアのコーヒーはこの山脈地帯で作られています。
そのなかでも最も赤道に近い地域の一つが、「ナリーニョ」です。
良質なコーヒーの生産地として有名な地域ですね。
さて、一般的にコロンビアコーヒーの特徴は
「甘い香りとしっかりとした酸味、コクが感じられる」
とされています。
特に、「しっかりとした酸味、コク」は中米のコーヒーとの差を考えるときに大事です!
世界地図にあるように、コロンビアはブラジルの北西部にある南米の国です。
破線が赤道です。赤のポインタは、ナリーニョの一部を示しています。
破線の上の方を見ると、中米「グアテマラ」、「ニカラグア」が見えますね。
特にグアテマラは日本人の味覚と相性が良い珈琲の生産地として知られています。
地図を見ると一目瞭然ですが、赤道から離れています。
この位置関係が、実はかなり重要になってきます。というのも、
中米産のコーヒーは「スッキリした酸味とさわやかな後味」が特徴なのです!
酸味の質とコクが、コロンビアよりもあっさりしていることが分かります。
緯度だけで風味を説明することは適切ではないかもしれませんが、コロンビアと中米産のコーヒーの違いを考えるときは、この位置関係をイメージすると分かりやすいかもしれませんね。
さて今回はここまでです。
当店でもコロンビアコーヒーを取り扱っております。
標高2000m越え、ティピカ種100%のレアなスペシャルティコーヒーです。
コロンビア パシオン・デ・ラ・シエラ 200g | 焙煎香房・古具 庵
次回は中米のコーヒーについて書こうかと思います。
ではでは!